2008年12月24日水曜日

ふられ竜之介

著者名:織三幸
タイトル:ふられ竜之介 全4巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。「かいとう蘭麻」の次に連載された。前作よりギャグを控え、ラブコメっぽくなっている。というかラスト近くはシリアスな恋愛もの。前述の通り絵が好みなので買った。

かいとう蘭麻

著者名:織三幸
タイトル:かいとう蘭麻 全2巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。「マカロニほうれん荘」とかと同時期に連絡されたドタバタギャグ。絵がもともと色っぽいというか、官能劇画っぽいのだが、場面変換の際に意味もなく挿入されるサービスカットが特にエロく、このためだけに買ったといっても良い。

2008年12月23日火曜日

アノアノとんがらし

著者名:えんどコイチ
タイトル:アノアノとんがらし 全4巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。「ついでにとんちんかん」のえんどコイチの初連載作品。呆作先生の原型とおぼしきキャラがすでに登場している。ま、普通のラブコメですな。コレクターズアイテムかも。

東京野球小僧

著者名:枝松克幸
タイトル:東京野球小僧 全5巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は月刊少年チャンピオン。少年野球を題材にした1話完結の物語。好きな作家なんだけど非常に地味。野球漫画というより野球のコラムとかが好きな人向け。

ほらふけ甲子園

著者名:内崎まさとし
タイトル:ほらふけ甲子園 全2巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は月刊少年チャンピオン。「超人コンプレックス」の次に連載された作品で、コンプレの終盤同様シリアスなストーリーを組み込もうとしているが、はっきり言って失敗。ストーリーを組み込むというのは良いがもっとギャグ寄りにしてほしかった。今のところ、内崎まさとしの最後のコミックス。

超人コンプレックス

著者名:内崎まさとし
タイトル:超人コンプレックス 全5巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は月刊少年チャンピオン。「超人コンプレックス」というのは球団名で、セ・リーグ7番目の球団(ただ、他球団の球団名や選手名は少し変えてある。阪神が下半身、長嶋茂雄がナガヒマとか)。ピッチャーの三四郎やサードの悶痔郎達は実力はあるのだが試合中すぐ脱線するし(エラーした選手をチームメイトが集団リンチ、しかもプレー中に)、選手もレギュラーの9人しかいない(三四郎は130試合に登板して30勝100敗。30勝もしているのにチームとして30勝しかできなかったと文句を言われたりしている)ため、チームは最下位。プロ野球が国民的スポーツだった80年代によく見られた野球ギャグ漫画である。
この作品、当時3巻まで順調に刊行されたあと、4巻がなかなか刊行されず、そうこうしているうちに連載終了してしまい、秋田書店のいつものパターンかとあきらめかけた頃、3年ぶりに4巻、更にそれから1年後に最終巻である5巻が刊行され、大変うれしかったことを覚えている。個人的にものすごく好きなギャグ漫画。

らんぽう

著者名:内崎まさとし
タイトル:らんぽう 全37巻(未完)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。アニメ化もされたが、本放送時、関東地方では裏番組が安彦良和原作の「巨神ゴーグ」だったため、当時のオタクは皆そちらを見ていた。秋田書店発行のアニメ誌「マイアニメ」(現在は休刊)で、久々の自社原作のためか、大々的に特集を組んでいたのを覚えている。
本作はいわゆるギャグ漫画としてはかなり息が長く、週刊少年誌に掲載されたものとしては「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次ぐ巻数である(ただし「浦安鉄筋家族」は次作「元祖!浦安鉄筋家族」を合わせると37巻以上となる)。にもかかわらず、週刊少年チャンピオンの内崎氏に対する扱いは非常に悪く、最終回は描かれてはいるもののコミックス未収録である(しかもこの後一度も同誌での連載がない)。面白いと思うんだけどなあ。

伝鬼活人剣

著者名:井萩寿一
タイトル:伝鬼活人剣 全4巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。同誌がよくやっている「エロ系雑誌からの作家スカウト」にかかったうちの一人(ひどい言い方だが)。絵のエロさは好みなのだがストーリー的に見るほどのものはない。後年青年誌で活躍しているのでそれらの作品の方がオススメ(結局元に戻ったともいえる)。

メイキャッパー

著者名:板垣恵介
タイトル:メイキャッパー 全3巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌はヤングシュートとのことだが未確認。作品的にはグラップラー刃牙より古く、板垣恵介の初連載作品。なお、3巻の最後に収録されている「メイカー」はこのコミックスの発売にあわせ、週刊少年チャンピオンに描き卸されたもの。メイキャッパーとは化粧師のことだが主人公の美朱は特殊なつぼを押すことで依頼主の隠された美しさを引き出す。荒木飛呂彦の「ゴージャスアイリン」にちょっと似ているかなという気もするが面白い。

グラップラー刃牙 外伝

タイトル:グラップラー刃牙 外伝 全1巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。「グラップラー刃牙」終了後番外編として描かれた。作中登場する「マウント斗羽」(ジャイアント馬場がモデル)と猪狩完至(アントニオ猪木がモデル)の戦いがメイン。オールドプロレスファンとしてはうれしいプレゼントだがコミックス1巻でも長すぎる。1話の読み切りで充分。

グラップラー刃牙

著者名:板垣恵介
タイトル:グラップラー刃牙 全42巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。16歳ながら東京ドームの地下にある闘技場で無敗を誇るチャンピオン、範馬刃牙の戦いを描く。「グラップラー刃牙」のタイトルでは一応完結しているが、この後後述する「グラップラー刃牙 外伝」(全1巻)、更には「バキ」(全31巻)、「範馬刃牙」と続き、「範馬刃牙」は現在も連載中…、っていいかげんにしたら。
正直言って面白かったのはこの「グラップラー刃牙」まで。あとは引き延ばしと焼きなおしの繰り返し。漫画喫茶で一回読めばいいです。

2008年11月9日日曜日

番長惑星

著者名:石森章太郎
タイトル:番長惑星 全5巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。本作は「原始少年リュウ」「リュウの道」と合わせ、主人公が同じリュウという名前であることから俗に「リュウ三部作」と呼ばれている。
ある日リュウが喧嘩の最中に身を隠した木のうろ。そこは何とパラレルワールドへの入口だった。その世界は正当な理由があれば殺人が許される弱肉強食の世界だった。しかもリュウはこの世界に来る時、本来のこの世界のリュウと融合し、二人分の能力をもった超人となっていた。
70年代にブームだった、UFOや超能力、超古代文明等を題材にしたSF作品。前述したような単語が好きな人間にはたまらなく面白い。コミックス全5巻と現在の感覚からすると短く感じるが凄く密度が濃いので充実している。入手困難かもしれないがぜひ読んで欲しい作品だ。

希望の伝説

著者名:飯森広一
タイトル:希望の伝説 全3巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。「レース鳩0777」「60億のシラミ」終了後に描かれたSF作品である。
舞台は近未来。大地震と富士山の噴火により日本は本州の真ん中で2つに折れてしまう。そんな大災害の中、一人の少年が生まれた。少年の名は「希望」。母親は性交の覚えがないのに希望を身籠ったという。希望の正体は結局本編内でも書かれないまま本作は終わるが、パンドラの箱伝説と関係があるらしく、希望に敵対する勢力があり、それぞれ「嫉妬」とか「欲望」とかの名が付いている。そして、希望と敵対しているのかどうかもわからないが常に近くにいる少女の名は「運命」。本作も好きな作品なのでいつか続きを描いてほしいものである。

60億のシラミ

著者名:飯森広一
タイトル:60億のシラミ 全5巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は月刊少年チャンピオン。「レース鳩0777」と同時連載だったがこちらはSF作品…というかSF的な舞台での群集劇である。
近未来、地球は氷河期に入り、人類はおろか全生物が絶滅の危機に晒されようとしていた。そんな中、地球に生命が誕生した時から争っている2つの勢力の戦いが始まる。一方はこの時代では赤ん坊である大地が見守る108の魔星。もう一方は天空坊が操る12使徒。大地と天空坊は超能力を持っているがそれぞれ魔星や使徒には直接攻撃しないというのがルールらしく、常に傍観者として戦いを見守っている。
 水滸伝をベースにした人物配置が絶妙で、魔星は人数は多いが社会的には無力に近い。一方使徒は人数は少ないが社会的にはかなり権力をもっている者が多い。そして、これが面白いところなのだが魔星と使徒は直接は敵対していない。それどころか時には仲間だったり師弟だったりするのだ。それぞれのキャラは自分の生きたい様に生きているだけなのだが人生の所々で魔星同士、魔星と使徒、使徒同士が関係してくるのだ。
 物語は残念ながら打ち切られたらしく、無理やりまとめた形で終了している。ぜひとも続きを描いてほしい作品である。それと本作は一度も再版されておらず、単行本未収録の番外編も2本ある(前述の地球に生命が~のくだりはこの番外編で詳しく描かれている)ので併せて再販を希望する。

レース鳩0777

著者名:飯森広一
タイトル:レース鳩0777(アラシ) 全14巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。主人公の少年森山が偶然拾ったレース鳩は海外の鳩レースでも実績を残している名鳩グレートピジョンだった。飼い主との約束により森山はグレートピジョンの子を貰い受ける。それがタイトルであるアラシだ(0777は鳩の登録番号、同じ数字が3つ続く花札の嵐からとっている。ちなみにグレートピジョンの番号は0666)。本作は森山とアラシの成長譚であり、また、鳩の生態、鳩レースの仕組み等がわかりやすく書かれたハウツー本でもある。とにかく傑作なのだが入手しづらい。ヤフーオークションなどでもけしてお安くはないのでブックオフ等で見かけたときは迷わず購入することをお勧めする。

アイアンジョーカーズ

著者名:有賀ヒトシ
タイトル:アイアンジョーカーズ 全2巻(完結)
コミックスレーベル:少年チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:原作はほそのゆうじ。掲載誌は週刊少年チャンピオン。著者の有賀ヒトシはコミックボンボンでロックマンのコミカライズをしていた頃から追いかけている作家で、マガジンZではTHE ビッグオーのコミカライズも手がけている。その氏によるオリジナルヒーローものだが正直イマイチ。思うにこういう特撮風ヒーローものは1話である程度話を進めないと面白くないから週刊より月刊の方が適していると思う。ファン以外は買う必要はない。

2008年11月3日月曜日

はばたけノブ

著者名:あや秀夫
タイトル:はばたけノブ 全2巻(完結)
コミックスレーベル:チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:本作は同氏の「ヒット・エンド・ラン」が好きだったので古本屋で購入した。その為詳細不明。しかし、結論から言うとそれほど面白くはない。というかちょっと短すぎるのだ。たぶん打ち切られたのだろうがもう少し長ければもっと面白くなったかもしれない。

やどりぎくん

著者名:吾妻ひでお
タイトル:やどりぎくん 全1巻(完結)
コミックスレーベル:チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:この時期の吾妻ひでおは本作といい、「ちびママちゃん」といい、月刊少年マガジンで連載していた「ネムタくん」といいダメ人間の漫画ばかりである。なんというか少年漫画からこの後のSF系、美少女系漫画への過渡期という感じ。吾妻ファンなら。

ちびママちゃん

著者名:吾妻ひでお
タイトル:ちびママちゃん 全2巻(完結)
コミックスレーベル:チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は月刊少年チャンピオン。ダメな兄を助けて家庭をきりもみする少女のお話。本作より以前の作品の女性キャラは比較的グラマーが多く、いわゆるロリ系のキャラは本作が元祖ではないだろうか。

チョッキン

著者名:吾妻ひでお
タイトル:チョッキン 全4巻(完結)
コミックスレーベル:チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオン。大ヒット作「ふたりと5人」の次に連載された。吾妻作品では珍しく一度も再版されていない(正確には一度だけ再版されているがそれはあの悪名高きさくら出版からである)。貯金に命をかける少年チョッキンが主役のギャグ漫画。「ふたりと5人」ほど壊れていないが個人的には逆に安定していて面白いと思う。

サムの大空

著者名:あすなひろし
タイトル:サムの大空 全1巻(完結)
コミックスレーベル:チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオンだと思うが詳細不明。もちろん本作も大好きな作品である。

青い空を白い雲がかけてった

著者名:あすなひろし
タイトル:青い空を白い雲がかけてった 全3巻(完結)
コミックスレーベル:チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:掲載誌は週刊少年チャンピオンだが連載かどうか詳細不明。個人的にものすごく好きな青春コメディー。著者は残念ながら2001年に死去されている。本作は長く入手困難だったが、その後エンターブレイン(ビームコミックス)から再版された。もっと多くに人に読まれてほしい作品である。

流星のストライカー

著者名:秋月めぐる
タイトル:流星のストライカー 全1巻(未完)
コミックスレーベル:チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:「ビクトリー・ラン!」に続いて同誌で連載された同じくサッカー漫画。残念ながら2巻以降は発売されなかった。秋田書店はたまにこれがあるから困る。
掲載誌は購読していなかったので最終回は未読である。

ビクトリー・ラン!

著者名:秋月めぐる
タイトル:ビクトリー・ラン! 全7巻(完結)
コミックスレーベル:チャンピオンコミックス
サイズ:新書版

寸評:原作者は仲久晃央。掲載誌は月刊少年チャンピオン。絵が好みなので買ったサッカー漫画(Jリーグもの)。話も割と面白いので絵が気に入ったら買ってもいいかもしれない。